水玉に踊らされて

予定より早く仕事が終わったので、思い立って埼玉県立近代美術館の草間彌生「永遠の永遠の永遠」を観に行きました。家から美術館まで30分ちょいですが、彌生さんの作品には旅先で出合うことが多いので、地元にいながらしてプチ旅気分。直島のカボチャや十和田市現代美術館、懐かしい。

入口の赤い水玉のオブジェを見た瞬間、ワクワクスイッチオン! 彌生さんのトレードマークの水玉模様が心の中で飛び跳ねて、思わずスキップしたくなりました。美術館にいる間中、久しぶりに「あー、なんか楽しい〜〜」と高揚しっぱなし。

急に思い立って行ったので、カメラを持参してなくて、撮影可能な作品が何点かあったので残念! また行かなくちゃ。初日に行った知人は、なんと、彌生さんご本人に遭遇したそうです。あと、音声ガイダンスが彌生さんの肉声入りだそうで、これもスルーしてしまったので、次回リベンジ。

とりあえず、電池の残量が少なくてドキドキしながら携帯でとった画像をアップします。
また行きます!

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やさいたっぷり幕の内

そうそう忘れてました。初日も夕飯喰いっぱぐれるのがわかってたので、東京駅で駅弁を購入して、深夜に岡山のホテルでぱくつきました。「やさいたっぷり幕の内」のネーミング通り、大きな野菜がごろごろ入っていて感動。ヘルシー志向の女性は大好きだと思います。やっぱり駅弁って、いいねえ。

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岡山名物 ままかり寿司、祭りずし

今回豊島の食には恵まれませんでしたが、最後のお楽しみが、帰りの新幹線の岡山駅で購入した駅弁。欲張って、ままかり寿司と祭りずしの2種類。どちらも駅弁とは思えないおいしさでした。
岡山に住んでいたティーンエイジャーの頃は、ままかりのおいしさが分かりませんでしたが、お酒をたしなむようになって、その魅力に開眼しました。ままかりって、大人の味ですね。

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ままかり寿司

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祭りずし

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瀬戸内国際芸術祭10 豊島/番外編(島の景色)

時間があれば作品巡りだけでなく、豊島そのものも観光したかったのですが、時間がない、足がない、雨、の三重苦で、甲生の4作品も見逃したし、1日で豊島一島すらまわれないのが現実でした。ちょっとガッカリでしたが、島には島の時間の流れ方があって、島のペースに、体や心が適応できてなかった気がします。思い起こせば初めて沖縄にひとり旅したときも、初日は沖縄時間になじめなくて、イライラしたり、凹んだり。でもだんだん島のペースに慣れて、滞在時間が長くなるほど楽しくなったものです。今回も、もう1〜2日あればなあ。

ところで、作品以外もできるだけキョロキョロして、気に入った豊島の景色をカメラにおさめてきました。創り出したアートだけでなく、日々の暮らしの中にも、いくらでもアートシーンって、あるものですね。

2010年の芸術祭は終わりましたが、将来プロジェクトは進行中のようですし、恒久展示の作品もあるので、今後も「勝手にひとり瀬戸内芸術祭」は続行! 久しぶりに直島も行きたいし、犬島も見たいし、香川県の島々も興味あるし。

東京からの転校生として岡山に住んでいた思春期の頃は、穏やかな瀬戸内海が大嫌いで、「うわ〜〜〜〜〜」と叫びたい気分でしたが、40を過ぎた今では、とても好きな景色です。しょっぱい懐かしさを胸に、また瀬戸内を旅したいと思います。

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唐櫃岡から見た唐櫃港。あちこちでセイタカアワダチソウが満開。過疎化が進み、畑や田んぼが放置されているのか。

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公式ガイドブックによると、石塀は瀬戸内の島々の名物だそう。

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畑の脇のイチジクの木の前に、古い緑の車。肥料を入れたり、物置代わりに使っている様子。こういう何気ない景色にグッとくる。

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瓦屋根が崩れかかった家も少なくない。過疎の影響だろうか。

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産廃の島として全国区になったが、棚田でお米をつくり、海で魚を獲る、半農半漁が本来の豊島の暮らし。その名の通り「豊かな島」なのだ。

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瀬戸内海といえばオリーブ。豊島でも栽培されている。

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瀬戸内国際芸術祭9 豊島/番外編(島の猫)

漁港でおじさんにお魚をもらった猫たち。食べるのが遅いコ、盗られないように遠くに持ってって食べるコ、それぞれ個性があります。

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瀬戸内国際芸術祭8 豊島/家浦(横尾忠則他)

電車があるうちに埼玉まで戻るには、16:40家浦港発のフェリーに乗らねばならず、だんだん時間がなくなってきました。唐櫃浜、唐櫃岡を見終わって、残るは家浦と甲生。両方見たいけど、港と反対側の甲生に寄ったら、フェリーに乗り遅れそう。甲生は断念して、森万里子作品の「トムナフーリ」を経由して家浦に行き、豊島の旅を終えることにしました。

ここでまた悲劇。雨のため「トムナフーリ」は中止ですと。バス停から作品まで10分くらい山道を歩くそうで、道がすべりやすく危険とのこと。作品とスーパーカミオカンデがコンピュータでつながっていて、超新星が爆発すると作品が光るという、壮大なロマンあふれる作品なので楽しみにしていましたが、仕方がありません。恒久展示なので、次回の宿題にしましょう。

バスで家浦港に行き、徒歩で横尾忠則作品へ。かなり・・・歩きました。途中疲れ果てて地元の民家レストランに飛び込み、ランチは終わっていましたが、特別メニューを出してもらって、遅めの昼食にありつきました。ご主人が釣った魚のおさしみ、美味でした。

横尾作品は、個人的にはちょっと感性が合わない・・・。金赤の和風庭園にはビックリ。さすが横尾さん・・・。若いカップルが「カッコイイ」連発で作品の前で写真撮りまくってましたが、撮影禁止では・・・。

木下晋の「101歳の沈黙/100歳の手ほか」では、106歳で亡くなった盲目の女性旅芸人・小林ハルさんをモデルにした絵を展示。ハルさんの壮絶人生に驚愕。

最後の悲劇は、トビアス・レーベルガーの作品兼レストラン。どうせここも入れないだろうとハナからあきらめてましたが、入れたみたい・・・。しかし、遅めの昼食食べたばかりで、時間もないので、残念ながらスルー。うーむ。どうもかみ合いません。

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古民家を改装したトビアス・レーベルガーのレストラン。味はわかりませんが、入ってみたかった。恒久展示だそうですが、レストランも続行?

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瀬戸内国際芸術祭7 豊島/唐櫃岡(ストーム・ハウス他)

朝食、昼食、喰いっぱぐれましたが、唐櫃岡には作品が集まっているので、雨の中徒歩で作品巡り続行。

安倍良の「島キッチン」でも食事ができるので、「今度こそごはん〜〜〜」とたどりついたら、またもや整理券の壁にはばまれました。午前で受付終了ですと。二度あることは三度。もう、いいです(ヤケ)。

「島キッチン」はスルーして、藤浩志の「こんにちは藤島八十郎」へ。八十郎さんという、ちょっと変わり者の架空のおじさん(おじいさん?)の暮らしをアートにしたもので、こういう家、実際ありそう。人懐っこいニャンコが相手してくれて、空腹と疲れが癒されました。

ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーの「ストーム・ハウス」はとても気に入りました。古い民家で嵐が体験できます。島の暮らしに憧れて移住しても、現実はいいことばかりではなく、停電した真っ暗の古い家で、雷と豪雨におびえる夜もあるのだよなあと、考えさせられました。

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八十郎さんの家。

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八十郎さんちのニャン。かなり人間好き。

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八十郎さんちの壁の張り紙。名字に「嶋」がつくのでシンパシー。

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瀬戸内国際芸術祭6 豊島/唐櫃岡(青木野枝)

今回豊島美術館以上に楽しみにしていたのが、青木野枝作品が設置してある「唐櫃の清水」でした。「唐櫃の清水」は島の生活を支える霊泉で、島一番のパワースポットと睨んでます。こういう神性な水場、大好き。恒久展示の鉄の彫刻の青木野枝作品は、現代アートでありながら浮いた感じがなく、場にうまくおさまっていました。また豊島を訪れたときに、必ず立ち寄りたい場所です。

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瀬戸内国際芸術祭5 豊島/唐櫃岡(豊島美術館)

そろそろ2時間経ったので、再びバスに乗って、美術館前で下車。今度は整理券があるからスイスイ〜のはずが、待つわ、待つわ。瀬戸内国際芸術祭、忍耐力が試されます。入場券の整理番号が000706だったので、おそらく17日の開館以来、706番目の入場者ってことでしょう。

今をときめくSANAAの建築家・西沢立衛さんと、アーティストの内藤礼さんのコラボで誕生した豊島美術館は、外から見ると、不時着したUFOのよう。入口で靴を脱ぎ、館内に入ると、天井の大きな穴から空や山が見え(直島のベネッセハウスのオーバルを思わせます)、床から湧き出した水滴が、月明かりに導かれて大海原を目指すウミガメの子どものように、一つ、また一つと、大きな水たまりに向かって不規則に流れていきます。人工なのに包み込むような大自然のやさしさと、母親の胎内のような安心感があって、もっと人が少なくて、もっと時間があれば、いつまでもたたずんでいたい、気持ちのよい空間でした。待ったかいがありました。

しかーし。このあと再び悲劇が。朝食抜きで楽しみにしていた美術館のカフェの新米おにぎり、午後イチですでに売り切れ。見事に喰いっぱぐれました(号泣)。ほかにお腹にたまる食べ物がなかったので、半ばヤケ気味でお米のシャンパンと豊島産のオリーブを注文。空きっ腹にアルコールが効きました。くら〜。

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不時着した白いUFOのような美術館の外観。水滴をイメージしたそう。

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美術館に向かう雑木林の小径もアートしてて、きっと敷地全体で丸ごと美術館なんだ。

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瀬戸内国際芸術祭4 豊島/番外編 唐櫃八幡神社

「心臓音のアーカイブ」に向かう途中、鳥居を見つけたので寄り道。旅先で神社を見つけたら、できるだけ地元の神様に挨拶するようにしています。唐櫃八幡神社は王子浜の横にたたずむ素敵な神社です。雨だったのと、みんな作品巡りに忙しいようで、人っ子一人いませんでした。落ち着きます。

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