旅の終わり

海辺のリゾートホテルのテラスで朝食を食べていたのに、夕方にはもう羽田。時間が経つのが早すぎます。夜には、動物病院に預けた猫のお迎えにも行かないといけません。台風8号の影響で石垣島からの便が遅れ、1時間待たされましたが、無事羽田着。

いろいろハプニングもありましたが、やっぱり行ってよかった、沖縄。今回まわれなかったグスクは次回の宿題です。とくに齋場御嶽に行けなかったのは残念だったけど、まだそこを訪れる準備ができていなかったのだと思います。機が熟せば、受け入れてもらえるでしょう。

夏休み中の沖縄で、一度も水着を着ることもなく、地味に女ひとりグスク巡りって、もしかしてかなりポイントずれてた? と思わなくもないですが、まあいいでしょう。できれば次回はオフシーズンに行きたいけど。

また沖縄におじゃまできるように、仕事がんばらないと。
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沖縄の花たち

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ザ・ブセナテラス

沖縄自動車道をひた走り、余裕で到着したザ・ブセナテラスはゴージャスなリゾートホテルでした。那覇から離れるほど、沖縄度はアップします。ブセナテラスに泊まれば、もうオアフには行かなくていいかも。残念ながらオーシャンビューの部屋ではありませんでしたが、1階がリビングとバスルーム、地下が寝室のメゾネットタイプ。こんなに広い部屋をシングルユースするなんて、「さびしい」というより「もったいない」というのが率直な感想。でも、この空間に他人がいたら、鬱陶しく感じてしまうのでしょうか。ひとりに慣れすぎるのも考えモンです。

午後1時半から150分のエステ。ハーブのオイルで全身と顔のケアをしてもらいました。血行がよくなって顔色がよくなり、やっと笑えるようになった気がします。どんだけ血行不良だったかを痛感して、これは定期的に受けねば、と思いました。

夕飯はルームサービスをオーダー。一応フルコースで、机ごとセットしてくれて、鶏肉のコンフィがもう少し味があってカリっとしてたら尚可でしたが、お値段はリーズナブルでした。コストパフォーマンス的には満足。

翌朝の朝食は海の見えるテラスでバイキング。おひとりさまなので、さりげなく隅の席を案内してくれました。さすが。夏休み中の週末のリゾートホテルで、ひとりで朝食を食べていることに、だんだん違和感を感じなくなってきているワタクシ。いいのかなあ。

一応、水着は持参しましたが、プールサイドもプライベートビーチも家族連れやカップルでいっぱいだったのと、紫外線が強烈だったので、結局水着を着る機会はなし。エステの後に、落ちる寸前の線香花火のような夕陽を眺めたのと、朝食後の海岸の散歩で、海欲を満たしました。

エステ代も含め、一泊で1か月の家賃以上使ってしまいましたが、それでも満足の行くステイだったので、またブセナテラスに来られるようにがんばって働こうと、気持ちを新たにするのによい機会でした。道を挟んだ向かいにはマリオットもあって、こっちも気になる〜。次回はブセナテラスとマリオットのハシゴもいいかな。
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識名園

宿泊先のザ・ブセナテラスで午後1時半からエステを予約してあったので、2日目はほとんど観光の時間がありません。早々に切り上げてホテルに向かう予定でしたが、ナビがあるにも関わらずまた道を間違え、識名園の近くに出てしまったので、ついでに立ち寄りました。ここも世界遺産で、琉球王朝が中国からの来賓などをもてなした別邸です。大きな池のある庭園で、見晴らしのよいところがあったり、ぶらり歩きにちょうどいい広さでした。「ハブに注意」の看板にはビビリましたが。
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玉陵

実家への挨拶をすませたので(変ですか!?)、気持ちが軽くなって、前回スルーしてしまった玉陵(「たまうどぅん」と読みます。ムリ!)へ。一言で言えば王族のお墓です。正面と左右の三方から、狛犬のような像が睨みをきかせているのですが、南国なのでどことなく姿がユニークでした。
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金城の大アカギ

沖縄に着いて真っ先に、心の故郷、沖縄のお母さん(頭のおかしな女でしょうか?)と思っている金城の大アカギに会いに行く予定でしたが、なんだかんだ初日は時間がなくなってしまいました。地元に帰っているのに実家に立ち寄らない親不孝者のような心境で心苦しかったので、2日は朝イチで首里へ。首里城の県営のパーキングに車を停め、首里城はスルーして(2年前に観光したので)、徒歩で金城に向かいました。2年前と同じ風景でしたが、ブーゲンビリアが花盛りだったところが黄色い花に変わっていたりして、そんなちょっとした変化が新鮮。

大アカギをめざして石畳を降りて行ったら、水道工事中? 道が掘り返されていて、作業員さんたちが行ったりきたり。以前は草むらに守り神のような猫がひっそりとたたずんでいて、異空間に紛れ込んだような風情があったのですが、ここにも宅地化の波が押し寄せているのでしょうか。お母さん、大ピンチ。「時代の流れだから仕方ないねえ」と、そんな声が聞こえてきそうです。

そして、大発見がありました。なんと、お父さんもいた〜! 前回は気づかなかったのですが、「この奥に大アカギがあります」と小さな立て看板があって奥に入ると、さらに風格のある大アカギがドドーンと鎮座していました。びっくり。実家に帰省したとき、「よく来たね」とお母さんが玄関に出迎えてくれて、お父さんは奥の座敷にどっしり座っていて、「ただいま戻りました」と挨拶にいくような、そんな感じです。

この大アカギには、年1回、6月15日に神様が降りてきて、ひとつだけ願い事をかなえてくれるそうです。しっかりお願いしてきましたが、来年の6月まで1年待たないといけないのかなあ。長いなあ。最近、この大アカギがパワースポットとして各所で取り上げられているようで、あまり観光地化されて欲しくないなと、複雑な心境です。もしも将来リタイアして沖縄に移住することがあったら、この木の近くに住みたいと思うのでした。
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ラグナガーデンホテル

夜7時ごろ宜野湾トロピカルビーチに建つラグナガーデンホテルに到着。ANA系のホテルで、マイルが貯まります。全室宜野湾が見渡せるオーシャンビューで、2年前も宜野湾に立ち寄ったので、見覚えのある風景です。宜野湾近辺は街中なので、リゾートホテルというよりも、どっちかといえばシティホテル。大きくて人が多くてザワザワしてて、女ひとりでもまぎれ込みやすいので、そういう意味では居心地がよいです。

さて、夕飯をどうしようということで、1階はプールサイドでバイキングをやっていたりして、家族連れでにぎわっていたので、最上階の中華でひっそりと夜景を見ながら食事。スタッフの方もやさしくて、女ひとりでもゆっくりくつろげました。モエの新作のシャンパンを頼んだのですが、モエ特性のプラスチックのグラスに、青く光る氷(LED仕込み?)を入れて飲む演出は、見た目は楽しかったけど、普通のシャンパングラスで氷なしで飲みたかったな。それだけが残念。

翌朝も相変わらず天気が不安定で、ぴかぴかの青空だったのに、一瞬で真っ暗になって大雨が降り、雨のあと水平線に虹が見えたり、めまぐるしく変化するドラマチックな天空ショーを堪能しました。
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2008.7.25沖縄の夕陽

そろそろ日が暮れてきたので、ホテルに向かいましょう。初日の宿泊先はラグナガーデンホテル。途中、燃えるような夕陽だったので、車を停めて写真に納めました。
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海中道路〜伊計島

勝連城跡まで来たので、ついでに海中道路を走って、伊計島まで行ってみました。海中道路は、昼間の天気のいいときだったら、もっと気持ちよかっただろうなあ。伊計島は、サトウキビ畑が広がるざわわな島でした。

途中「あやはし館」という海の駅があり、道の駅同様、飲み物や軽食、お土産のほか、昼間は食事ができたり、バーベキューをしているグループもありました。フルーツや野菜も安くて、チビマンゴーを購入。ホテルの部屋でかぶりつきましたが、美味でした! お土産にいろんな味のちんすこうの袋詰め、月桃の石鹸、お茶などを買いましたが、ちんすこうは正直まずかった・・・。メーカーによって微妙に味が違うようです。ちんすこうにはラードが入っているのですが、油が酸化したような味がして、お土産にはNG。3袋も購入してしまったので、自分でちびちび食べてます。あやはし館にパトカーがはっていたので、スピードの出し過ぎにはくれぐれもご注意を。
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勝連城跡

夕暮れまでまわれるだけまわろうと、中城城跡から北上して勝連城跡へ。こちらも世界遺産です。武闘的なお城だったようで、他のグスクに比べて迫力が違います。上へ上へと登り、見晴らしのよい頂上で景色を楽しんでいたら、みるみる雨雲が立ちこめて、ザーーーーッと大雨。雨で階段がすべりやすいので、ずぶ濡れになりながら、カメラだけは守ってなんとか途中まで降り、恐れ多くも拝所の横の木の下で少し雨宿り。しばらくするとカラっと晴れるので、びしょびしょになったブラウスもすぐに乾きましたが、今回の旅ではどういうわけか目的地に着くとザーっときて、雨雲と追いかけっこというか、風船のように雨雲を持ち歩いているような、そんな感じでした。まあ、紫外線ギラギラもつらいし、恵みの雨とよいほうに考えましょう。暗雲たちこめる勝連城跡はド迫力で、映画のセットのようでした。
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中城城跡

玉城のあとは、知念城跡、齋場御嶽を回る予定でした。とくに齋場御嶽は沖縄一のパワースポットと言われるところで、絶対に行きたかった。と過去形なのは、たどりつけなかったからです。玉城から素直にグスクロードを走ればよかったのですが、眺めのよいニライ橋カナイ橋も走ってみたいと欲を出したため、何かを間違えて通り過ぎてしまい、気づいたときには引き返せないくらい遠くに行ってました。またガッカリ。仕方がないので、予定を変更して中城城跡へ。世界遺産に指定されている中城はかなり大規模。入口で無料ガイドさんのサービスがあると言われたのですが、トラブル続きで本当に時間がなく、丁重にお断りして駆け足で観光。でも本来ならガイドさんの説明を聞きながら、じっくり観るべきですよね。まるで仕事のように駆け足の観光をちょっと反省。
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玉城城跡

気分はブルウでしたが、時間がありません。新しい車とナビで玉城城跡に出発。ところで、ナビに入力するとき、漢字の読み方がわからないと、けっこう困りますよね。沖縄では城をグスクと読むようで、「玉城」は「タマグスク」です。沖縄の地名はとくに読みづらい(というか想定外)ので、できれば地図もルビをふって欲しいです。

玉城はこじんまりとした小さな城跡で、「自己責任」で、ゴツゴツした岩の階段を登っていきます。城壁の穴から見える景色が特徴で、麓のゴルフ場のグリーンと、その先に水平線が見えました。お城ってたいてい高台にあって、人は権力や財力を握ると、いつの時代も高いところに住みたがるんですね。IT長者が高層マンションに住みたがるのと同じでしょうか。

沖縄ではグスクは神聖な場所らしく、拝所と呼ばれるお祈り用のポイントがもうけてあります。何に対して、どうやって拝んだらいいのか作法がわからなかったので、今回はすべてスルーしましたが、玉城の拝所を写した写真に白いぼんやりした球体のようなものが・・・。これって、オーブってやつなんでしょうか・・・
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ナビが壊れた!

のっけから大はずしの糸数城跡。肩すかしでがっかりでしたが、のんびりしているヒマはありません。次の目的地の玉城城跡に向けて出発しようとエンジンをかけたら、ナビの画面が真っ暗。何度エンジンをかけ直しても、オンになりません。ダッシュボードから苦手なマニュアルをひっぱり出し、リセットしてもダメ。ラチがあかないのでレンタカー屋に電話したら、車ごと交換したほうがよいとの話。仕方がないので、昼寝のオッサンたちに混じって、糸数城跡のパーキングで代車待ち。かれこれ1時間のロスタイム。代車はぴかぴかのカローラでしたが、私が申し込んだのはヴィッツやマーチクラスで、セダンなんて乗りたくない(最初の車もホンダのマイナーなワゴン車で、ナビもボロくて、嫌な予感はあったのですが)。がっかり。返車時に1時間分の料金を返金してくれるよう要求しましたが、あまりにも本土的でせせこましかったでしょうか。沖縄の人なら1時間くらいのんびり待てるのでしょうか。はるばる来たのに沖縄に歓迎されていないのかなあと、かなりブルウになってしまいました。

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糸数城跡

いよいよグスク巡りのスタートです。ひめゆりの塔から一番近い糸数城跡にナビをセットして、城跡のパーキングらしきところに到着。しかし、なんか様子が変。車を停めて中に入ってみましたが、草むらしかない。ほんの少し石積みの遺跡のようなものが見えますが、復元作業中らしく、とても観光地とはいえません。どうやら、城跡の裏側のパーキングに案内されてしまったよう。窓から足を出して昼寝をしているオッサンの車が5台くらい停まっていて、観光客はゼロ。草むらを奥へ進んでいけば、メインのポイントに出そうな気もしましたが、さすがに女ひとり旅で危険は犯したくありません。コワくなって早足で歩いていたら、ガシャっとガラスが割れるような音。足下を見ると、巨大カタツムリ? のような生き物の殻を踏みつぶしていました。南無阿弥陀仏。ますますコワくなってパーキングに逃げ帰り、腑に落ちないまま、糸数城跡はあきらめることにしました。空には青空と雨雲が半々ずつ同居していて不穏な感じ。沖縄旅行初日、何やら嫌な予感がします。
(旅行後、ネットで糸数城跡を調べましたが、それなりに城跡はあるようで、やはりメインポイントからはずれたパーキングに行ってしまったようです。次回リベンジに期待)。
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ひめゆりの塔

沖縄旅行初日。今回の旅は「金城の大アカギにもう一度会いたい」と「グスク巡り」がテーマでしたが、いつものようにほぼ無計画で沖縄入り。とりあえずレンタカーを借り、地図を眺めながらルートを検討。南部のグスクからまわるのが効率がよさそうなので、那覇から反時計回りに331号を走ることにしました。

途中、ひめゆりの塔があるので、少し悩んだ末に立ち寄りました。いつか行かなければと思いつつ、先送りにしていた場所。パーキングに車を入れた途端、ザーっと大雨。入口で献花を買い、塔にお参り。想像よりこじんまりとしています。続いて平和記念資料館へ。「ちょっとお手伝い」の軽い気持ちで野戦病院に送られた女学生たちが、日夜死体や切断された手足の処理に追われ、いよいよ逃げ場がなくなって、「ひとりでも多く生き延びるように」と地獄絵図のような戦場で突然の解散宣言。彼女たちの恐怖を思うと、喉の奥がきゅうっと締めつけられました。

沖縄戦では住民の4人に1人が亡くなったといいます。その事実、歴史から目をそらしていては、本当の意味で沖縄に受け入れてもらえないでしょう。
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